中国では「百果の長」と呼ばれて珍重されてきた梨。日本でも『日本書紀』に記述がみられ、古くから食されてきた果物です。

 現在様々な種類が出回っていますが、和梨の幸水が8月から、そのあと豊水や新高、二十世紀などが続き、ラ・フランスなどの洋梨が11月頃まで手に入ります。80〜90%が水分で、生津潤燥作用や清熱作用、その他に化痰や止咳の作用もあります。またカリウムを含むため利尿作用があり、初秋まで続く湿度の高い時期の水分調整をしてくれます。疲労回復効果があるアスパラギン酸も含まれ、夏ばてにも効果的です。食物繊維や甘味成分のソルビトールが便通改善にも役立ちます。

 秋になって空気が乾燥してきたときには潤燥作用と止咳化痰作用で肺を潤し、空咳に効果があります。ただし、身体を冷やす作用が強いので、胃腸が弱い人や冷え性のひとは食べ過ぎに注意が必要です。

梨・・・・・・・・・・1個
おくら・・・・・・・・4本
生ハム・・・・・・・・70g
豆腐・・・・・・・・・1/2丁
白ごまペースト・・・・小さじ2
砂糖・・・・・・・・・小さじ1
醤油・・・・・・・・・小さじ1/2
塩・・・・・・・・・・少々
黒こしょう・・・・・・適量
      
1. 和え衣を作る。すり鉢にしっかりと水を切った豆腐を入れてなめらかになるまですり混ぜ、白ごまペースト、砂糖、醤油、塩を加えてよく混ぜ合わせる。
2. おくらはさっと塩茹でし、適当な大きさに斜めに切る。
梨は一口大に切り、生ハムも一口大にちぎる。
3. 梨を1で和えて器に盛り、生ハム、おくらを添える。冷房で身体が冷えているときには、お好みで黒こしょうをふる。

材料食味/食性帰経効能
甘微酸/涼肺胃生津潤燥、清熱化痰、
止咳、養血生肌、解酒毒
おくら甘苦/平腎胃養陰、生津、活血
生ハム甘鹹/平脾胃腎補腎、滋陰潤燥、益気、
養血、消腫
豆腐甘/涼脾胃大腸益気和中、生津潤燥、
清熱解毒、催乳
白ごま
ペースト
甘/平肺脾大腸潤燥滑腸

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